ホテルオークラ東京、15年9月から本館建替え、19年春に再開

  • 2014年6月2日

 ホテルオークラはこのほど、東京の虎ノ門にある「ホテルオークラ東京」の本館の建て替え計画を発表した。2015年8月末に閉館して工事を開始したのち、2019年春を目途に営業を再開する。同ホテルは、前回の東京オリンピックを控えた1962年に開業しているが、今回も2020年の東京オリンピックを控えてのリニューアルとなる。

 同社によれば、新たな本館は地上38階、地下6階、高さ約195メートル、延床面積約18万平方メートルとなる予定。これまでの「日本の伝統美」を継承する一方で、設備面については最新機能を装備する。客室は全550室で、2棟建設するうち高層棟の全18フロアにオフィスが入るほか、館内に美術館や駐車場も建設する。敷地面積2万6200平方メートルのうちの約半分は緑地として整備し、災害時の一時避難場所としても活用する。

 なお、工事期間中は、レストラン4軒など一部施設を本館から別館に移設して使用する。別館の営業については従来通りに継続する。