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ルフトハンザ、プレエコ新設-11月から提供、日本は秋予定

  • 2014年3月16日

 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)はこのほど、新しいプレミアムエコノミークラスを発表した。LHが新クラスを設定するのは35年ぶり。2014年5月から予約を受け付け、11月からボーイングB747-8型機で提供を開始する予定。2015年夏までに、長距離路線の全106機に順次導入する。計3600座席を年間150万人の乗客が利用する予想だ。日本路線には今年秋に導入する見込み。

 LHは2012年からB747型機でフルフラットの新たなビジネスクラスを提供しており、エコノミーとビジネスクラスの差が今まで以上に大きくなったことがプレミアムエコノミーの存在する余地を産んだという。LHのCCO兼セールス・プロダクト・マーケティング担当取締役のイェンス・ビショフ氏は「プレミアムエコノミーは手ごろな価格とさらなる快適性を融合した新しい旅行体験を創造する」とコメントした。

 プレミアムエコノミーは、ビジネスとエコノミーの間に独立したコンパートメントとして配置。機材により21席から52席を用意する。シートピッチは38インチ(97センチメートル)。座席幅は機材のタイプに応じて最大3センチメートル広げた。各座席にアームレストやセンターコンソールを設置し、足元は約10センチメートル広げた。背もたれはより深いリクライニングが可能。エコノミークラスと比較すると1.5倍広い空間を利用できるという。

 また、ヘッドレストの高さは調節可能で、両側を曲げることも可能。2列目以降は高さが調節できるフットレスト、1列目はフットレストと一体化したレッグサポートを用意した。座席前には、機材により11から12インチ(28から30センチメートル)のスクリーンを設置。エコノミークラスより2インチ以上大きいという。このほか、ボトルホルダーや電源ソケットも配した。

 サービス面では、無料受託手荷物をエコノミーの2倍となる、23キログラムの荷物2個までとした。さらに、25ユーロを追加で支払うことで、出発前にLHのビジネスラウンジを利用できるようになる。追加料金でビジネスラウンジが利用できるようになるのは今回が初めて。

 また、機内ではウェルカムドリンクや無料のミネラルウォーター、アメニティーキットなどを用意。機内食の食器も陶磁器を利用する。