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記念日旅行、経験ありは52.6%、憧れの旅など需要増も

▽記念日旅行のプレゼントは経験者3割、もらいたいのは「誕生日」

 家族や友人に記念日の旅行をプレゼント(※基本的に本人は不参加)したことがあるか聞いた設問に、あると答えた回答者は全体の30.1%であった。プレゼントした相手は1位が「両親」で57.0%と圧倒的に多く、2位は「配偶者」の21.9%となった。3位以降は「友人」が5.7%、「兄弟姉妹(配偶者の兄弟姉妹を含む)」が5.1%などと1桁の割合に留まっている。

 どのような方法でプレゼントしたかでは、「旅行を予約してプレゼントした」が50.4%と過半数を占め、「旅行券などのギフト券を贈った」が22.0%、「旅行費用だけを負担した」が17.3%、「その他」が10.3%との回答。


 旅行を予約した層は、プレゼントをあげた人の面倒を肩代わりする、普段は利用しないような高級宿泊施設、予約の取りにくい寝台列車などを予約する、サプライズで贈る、の3パターンが多かったという。また、ギフト券は利用する際の自由度を評価する声が多く、旅行費用のみの負担は本人が行けないといった理由があがった。

 なお、もらう側の立場でどの記念日にプレゼントされたいかについては、「誕生日」が32.9%、「結婚記念日」が25.9%、「還暦・古希・喜寿などの年祝い」が12.5%で上位を占め、前ページ冒頭の行ったことがある記念日と同じ順位となった。

 ただし、年代別で見ると、40代までは「誕生日」1位であるのに対し、60代以上は還暦…が1位に。50代は男性が「結婚記念日」、女性は「誕生日」と分かれている。


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