主要58社、4月の海外旅行は9.5%減、3ヶ月連続マイナス

  • 2013年6月13日

 観光庁が取りまとめた2013年4月の主要旅行会社58社の取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比9.5%減の1543億8327万円となった。3ヶ月連続での前年割れで、旅行会社からは中国と韓国方面の低迷が影響しているとの報告が上がっているという。

 企業別で見ると、最も取扱額が多かったのはジェイティービー(JTB)グループ14社で10.3%減の336億7218万円。次いでエイチ・アイ・エス(HIS)が8.3%減の226億8846万円、阪急交通社が12.1%減の195億7417万円などで続いた。

 前年比の増減率を見ると、プラス成長したのは10社のみで、このうちJTBグループが6社。同グループ以外では東日観光が9.0%増の3億9704万円と最も高かった。取扱額が50億円以上の企業では、日本旅行のみ前年を上回った。

 このほか、募集型企画旅行の取扱状況では、取扱額が12.5%減の484億9569万円、取扱人数が17.6%減の26万9961人となった。中国、韓国の不調もあってか単価は17万9640円となり、前年の16万9239円から1万円以上増加している。

 なお、海外旅行以外では国内旅行が2.3%増の2877億2608万円、外国人旅行が41.7%増の80億5254万円。合計は1.6%減の4501億6190万円となった。


▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2013年4月

※訂正案内(編集部 2013年6月14日13時00分)
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