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日本航空、12年の国際旅客数は11.8%増、利用率も7ポイント改善

  • 2013年1月28日

 日本航空(JL)の2012年の輸送実績で、国際線旅客数は前年比11.8%増の749万2510人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は3.0%増に留めていたのに対し、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が13.5%増と大きく伸びた結果、利用率も7.0ポイント増の75.9%となった。

 方面別で見ると、旅客数が最も伸びたのは東南アジアで21.4%増。次いで欧州が11.8%増、オセアニアが10.7%増と2桁の伸びを示した。その他の方面でも、領土問題で後半の需要に影響が出た中国、韓国とも前年を上回っている。

 一方、利用率が最も高かったのは北米線の80.6%で、グアムの77.6%、欧州の76.5%などが続いた。東南アジアは73.2%ながら11.5ポイント増となっており、オセアニアも8.1ポイント増の74.0%となった。

 なお、2010年比では旅客数が20.4%減、ASKが10.3%減、RPKが19.4%減で、利用率は0.8ポイント増となっている。

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