クリスタル・クルーズ、「ユダヤ遺跡」観光を充実

  • 2012年4月23日

 クリスタル・クルーズは2012年、欧州内にあるユダヤの遺跡などを訪れるエクスカーションを約3割拡充する。同社ではキリスト教遺産を巡るツアーも始めたところだが、ユダヤ教ツアーは以前から人気が高いといい、クリスタル・セレニティやクリスタル・シンフォニーの乗船客に、ユダヤの歴史や文化についての知識や造詣を深めてもらえる内容とする。

 ツアーは、パラモス、ベルリン、ストックホルム、コペンハーゲン、ダブリン、ハンブルク、ローマ、オデッサ、サンクトペテルブルクなどのほか、イスラエルでも近隣の博物館、記念碑、礼拝堂などの遺跡を訪れる機会を提供。例えばストックホルムでは、1790年代にできたというストックホルム発のシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝場所)や博物館などを訪れるほか、ベルリンやハンブルクでは強制収容所も訪問する。

 ツアーは半日もしくは1日で、料金は75米ドルから。クリスタル・セレニティが10月にイスラエルに入港する際には、ガリラヤやテル・アビブなど、ユダヤ文化の関連地域にバスやヘリコプターなどで行くツアーも計画中という。