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外務省、被災3県への外国人旅行者のビザ発給手数料免除へ-15年度末まで

  • 2011年11月1日

 外務省は、岩手、宮城、福島の被災3県を訪問する外国人旅行者に対し、ビザの発給手数料を免除する方針だ。被災地の観光業の支援をはかり、政府が定めた集中復興期間である2015年度末までの5年間をめどに実施する考え。開始時期は現在検討中だが、近日中に発表する予定だという。

 対象はビザ発給が必要となるすべての国で、一次ビザで約3000円、数次ビザで約6000円の手数料を免除する。中国人個人観光ビザも対象に含まれる。外国人旅行者は、申し立ての際に3県を訪れる証明として、日程表や移動手段の予約表が必要となる。

 外務省によると、2010年に3県から入国した外国人旅行者数は約7万6000人。1次ビザと数次ビザの割合が5:5だと仮定して試算すると、約3億4200万円がビザ発券手数料として収受したこととなるという。