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クルーズ販売のターミナル、ハナコ世代に訴求で市場拡大めざす

  • 2011年10月23日

 ターミナル代表取締役 原田有紀子氏 クルーズ事業を開始した「ターミナル」は10月21日、事業説明会を開催し、クルーズ販売だけでなく、クルーズ市場の拡大に向けたプロモーション活動やマーケティング展開について発表した。ターミナル代表取締役の原田有紀子氏は、「クルーズを新しいデスティネーションのひとつとして選んでもらい」と話し、ウェブサイトを活用したセールスやプロモーションを通じてクルーズ市場のパイを広げたい考えだ。

 ターミナルはPRやマーケティングをてがける「トレイントラックス」が立ち上げた新会社。日本地区代表のセールスパートナーを務めるシーボーンクルーズや、商品として取り扱うスタークルーズやMSCクルーズの販売事業と、旅行事業者のプロモーションやマーケティングを事業展開の2本柱としている。ターゲットは、消費購買力のある1959年から1964年に生まれ、バブルの時期に旅行や買い物などを楽しんでいた“hanako世代”とし、新たなクルーズの顧客層としてリーチする。原田氏は、hanako世代であれば新しい旅行のひとつとしてクルーズならではの魅力を理解し、また、クルーズの顧客層をシニアから20歳ほど引き下げることができるとの見解を示す。

 こうした戦略は、シーボーンクルーズやパンダウといった自社商品の販売だけでなく、クルーズ旅行の魅力の啓蒙やプロモーションをより重視する考えに基づくもの。オンライン上ではクルーズ旅行をイメージしやすいような編集ページを設けるとともに、スポーツクラブやカーディーラーなど異業種とコラボレーションすることで新たな顧客層の新規開拓をはかる。クルーズ商品の販促活動とともに、企画やイベントなどクルーズをひとつの素材として提案し、プロモーションしていく方針だ。