なでしこ必勝スポット、山梨県がアピール/山梨

 山梨県は9月7日、大阪市中央区のマイドームおおさかで「山梨県観光説明会・商談会」を開き、旅行会社に来年の春夏の魅力をPRした。

 説明会で山梨県観光部の堀内久雄部長は「2013年の富士山の世界遺産登録予定に期待が高まり、さらにリニア中央新幹線が開通すればアクセスも便利になる。観光に追い風が吹くだろう」と語った。

 続いて各観光団体によるプレゼンテーションが行われた。笛吹市観光物産連盟は、4月上旬に行われる「桃の花まつり」を紹介。甲府盆地にいっせいに花が咲く光景は、まるでピンクの絨毯を敷き詰めたようだという。

 富士五湖観光連盟は自然の魅力をアピール。富士山を望む花畑は、四季ごとに花が咲き年中楽しめる。富士登山は近年山ガールが増えてきているそうだ。

 今、もっともホットな観光スポットと言えそうなのが富士河口湖町の「河口浅間神社の黄金の七福神」。なでしこジャパンの佐々木則夫監督がサッカー女子W杯大会前に必勝祈願し見事に優勝を勝ち取ったことから、町では「ご利益満点」と宣伝を強化している。

 八ヶ岳観光圏整備推進協議会は、夏には86万本のヒマワリが迎えてくれるなど八ヶ岳高原を散歩する楽しみを紹介。北杜市観光協会は自然に加えて、平山郁夫シルクロード美術館や、世界に一つしかないキース・へリング美術館などアートスポットを紹介。担当者も自らキース・へリングの作品をプリントしたTシャツを着てアピールしていた。

 やまなし観光推進機構は注目を集める県内のパワースポットについてプレゼンテーション。そのうち富士吉田市にある新屋山神社の奥宮のストーンサークルは、ひっそりとした場所ながらも土日には全国からやって来る多くの参拝者で賑わう。今年に入り、参拝した3人が宝くじで2億円を当てたという話も。

 今年7月1日には富士急行の富士吉田駅が富士山駅と改名、リニューアルオープンし、羽田空港から直通バスが通るようになった。登山客のアクセス向上を図っている。


情報提供:トラベルニュース社