エア・カナダ、ハバナの同日乗り継ぎアピール-トロント経由で「最速最短」

  • 2011年7月16日
AC日本地区旅客営業マーケティング本部長のワイス貴代氏

 エア・カナダ(AC)は7月14日、成田/トロント/ハバナ線の同日乗り継ぎ便の就航を記念して記者発表会を行った。AC日本地区旅客営業マーケティング本部長のワイス貴代氏は、「アメリカ合衆国経由でキューバに行くことが制限されているため、日本からはカナダかメキシコから行っていただくのが便利。そのようななか、ACは先月18日よりトロント経由でハバナに最短最速で行けるスケジュールを可能にした」と意義を強調した。

 現在、ACは成田/バンクーバー線と成田/トロント線をデイリー、成田/カルガリー線を水、金、土曜日の週3便、日本から合計週17便運航している。このうち成田/トロント線のスケジュールを変更したことで、成田を夕方出発して同日夜にハバナに到着することができるようになった。具体的には、AC002便で成田を17:45に出発すると、トロントに16:35に到着。AC970に乗り継いでトロント18:10発、ハバナ21:35に到着することになる。11月からの冬期スケジュールの場合は2時間早くハバナに到着することができる。また、復路もAC971便とAC001便を利用することでトロントでの同日乗り継ぎが可能だ。

(左から)ワイス貴代氏とキューバ共和国大使館参事官大使館次席のアンドレス・コンザレス・バジェステル氏

 日本からハバナへのルートはトロント経由の場合、最短の所要時間でフライトも最速となっている。ACマーケティングエグゼグティブの笹淵正一郎氏によると、成田/トロントの所要時間が11時間50分、成田/ハバナが3時間30分。乗り継ぎ時間を含めて16時間50分であり、他社のメキシコシティ経由の便と比較すると「5時間以上早く到着することができる」という。往路、復路ともにトロントでの荷物のピックアップは不要で、乗り換え時の利便性も高い。

 また、記者発表会ではキューバ共和国大使館商務参事官エセキエル・ディアス・ルエダ氏が登壇し、観光地としてのキューバの魅力を紹介した。2010年の統計によると、カナダ、イギリス、スペインなど世界各国から253万人がキューバを訪れたという。キューバを訪れる日本人はまだ少ないものの、同大使館の参事官大使館次席のアンドレス・コンザレス・バジェステル氏は「村上龍氏はキューバに30回、コシノジュンコ氏は毎年キューバを訪れている」とキューバを一度知ったら必ず戻ってくるとアピールした。