全日空、エズニス航空と戦略的パートナーシップを締結、スタッフ派遣など

  • 2011年5月16日
 全日空(NH)はモンゴルのエズニス航空(ZY)と、戦略的パートナーシップに関する契約書を締結した。これにより、今後両社は中長期にわたり、(1)ANAグループからのスタッフ派遣、(2)オペレーション全般に関わるテクニカルサポート、(3)新規機材選定に関わる協力、(4)日本/モンゴル間の航空産業の基盤育成、の4つの領域で提携する。

 NHによると、モンゴルは多くの観光資源をもち、豊富な鉱物資源を背景とした急速な経済発展を遂げていることから、今後の大きな成長が期待されている。また、日本とモンゴルの2国間の関係では、日本がODAの最大援助国であり、長年の経済交流関係を築いていることから、両国間の戦略的パートナーシップの構築を共通目標としているという。そこで、NHでは両国の交流促進に向けて、今後成長が期待されるZYとの提携を強化していく。

 なお、ZYは2006年設立。国内線を主力に、定期便とチャーター便で国内14都市に就航し、75%のシェアを占めている。国際線は中国のハイラルとロシアのウランウデに定期便を就航し、中国とロシアとカザフスタンへのチャーター便を運航している。


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