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デルタ航空、第1四半期は3億1800万米ドルの純損失−震災で3500万米ドル減

  • 2011年4月28日
 デルタ航空(DL)の2011年第1四半期(2011年1月〜3月)の業績で、3億1800万米ドルの純損失を計上した。燃油価格が3割増しとなり、損失額は前年よりも1億2800万米ドル増加した。

 総営業収益は前年比13%増の77億米ドル。旅客収益は厳冬により9000万米ドル減、日本の震災で3500万米ドル減少となったものの、輸送量の5%増とイールドの12%増が牽引し、13%増の65億7500万米ドルとなった。また、貨物収益は42%増で、その他スカイマイルや付属商品、サービスは6%増加している。

 旅客収益の方面別では、太平洋路線が32%増の7億5400万米ドルで、最も伸び率が高く、イールドおよび輸送容量はともに19%増となった。国際線で最も旅客収益額が高いのは大西洋路線で15%増の9億9800万米ドル。イールドは8%増、旅客容量は16%増となっている。

 なお、第2四半期(2011年4月〜6月)の国際線の旅客輸送容量は、7%から9%増を予測している。