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中部国際空港、国内線小型機の運用改善−4月から着陸料割引も実施

  • 2011年2月22日
 中部国際空港はこのほど、国内線で運航される100席以下の小型機を対象に、運用改善策の実施と着陸料割引制度の導入を発表した。国内線運航機材の小型化傾向に対応すると共に、日本航空(JL)の減便などで縮小傾向にある中部の国内線路線網の拡大をはかる考え。

 運用改善策では全航空機種が全スポットを使用することが可能になる。今までは中、大型機が利便性の高い発着スポットを利用しており、小型機は徒歩やバスで最大約1キロの移動が必要だった。今回の改善で、小型機は保安検査場に近く搭乗時間が短い発着スポットを利用できるようになり、乗客の利便性が向上する。たとえばエンブラエル製の機材ではターミナルビルから搭乗橋を利用した直接搭乗が可能になるという。

 また、中部国際空港では4月から小型ジェット機の新規就航や増便を対象に、着陸料を現行の5分の1に値下げする特別割引制度を導入する。割引制度は2年間適用する計画だ。

 なお、同空港には2011年7月から、アイベックスエアラインズ(FW)が中部/仙台、中部/大分路線の就航を表明しており、これが運用改善後、割引制度導入の初の事例となる予定だ。