トップツアーの2010年10月の旅行総取扱額は、前年比0.8％減の134億4869万3000円となった。ただし、海外旅行取扱額は前年比3.6％増の30億9017万6000円で、8ヶ月連続のプラス成長。また、国内旅行も0.1％増の98億5592万3000円と前年並みを維持。訪日旅行は0.8％減の4億3092万9000円であった。

　海外旅行では、団体旅行が0.9％増と前年並み、企画商品が2.7％減であったものの、企画商品を除くその他の個人旅行が11.1％増となった。団体旅行は一般団体が14.4％減となったが、教育旅行が55.9％増と牽引。また、企画商品では自社商品が9.3％増と大きく拡大した。取扱人数は、海外旅行全体では1.4％増で7ヶ月連続のプラス。団体旅行が6.9％増と好調であった。全体の方面別の人気では、シンガポールが308.0％増となったほか、台湾が262.9％増、香港が79.6％増、中国が71.9％増などとなった。企画商品の取扱人数は、台湾が396.4％増と好調であったが、全体では17.2％増にとどまった。

　一方、国内旅行は、全体の0.1％増・98億5592万3000円の中で団体旅行は0.5％減、企画商品は5.6％減となったものの、海外旅行同様、その他の個人旅行が3.7％増と拡大した。