エア・カナダ、成田/カルガリー線で販促キャンペーン実施−CMやサイト展開

  • 2010年12月20日
 エア・カナダ(AC)、アルバータ州観光公社、カナダ観光局、バンフ、レイク・ルイーズ観光局は、3月末の夏スケジュールから運航を再開するACの成田/カルガリー直行便の販売促進を目的に「カナディアン・ロッキー・エクスプレス」キャンペーンを実施する。開始は2011年1月末からで、テレビCMやキャンペーンサイトを展開。マラソンや登山が人気の20代後半から30代の世代とアクティブ・シニアをターゲットに、カナディアンロッキーの大自然の魅力を映像とウェブサイトで伝えることで、需要促進をはかる。

 また、旅行会社に対しては、同路線を利用する4月から5月出発のツアーに特典として組み込むことができるVISAギフトカードをアルバータ州観光公社から提供。これは州内で利用できるプリペイドカードで、州内の宿泊が3泊以上のツアーには25カナダドル相当、4泊以上で50カナダドル相当のカードを用意する。さらに、販売実績の最も高い旅行会社には、ホテル、航空券、現地アトラクションをセットにした、アルバータ州への旅を1組2名にプレゼントする。こうした消費者向けと、旅行会社向けの活動を連動させることで、さらなる需要促進をねらう。

 AC日本地区旅客営業・マーケティング本部長のワイス貴代氏によると、2010年夏期に運航した成田/カルガリー線のロードファクターは80から90%台で好調だったという。将来的には増便や通年の就航をめざしたい考えで、今回のキャンペーンは「運航開始直後の4月から5月が鍵になる」ことから実施する。また、アルバータ州観光公社日本代表の小西美砂江氏も「ウォーキングやスキーにカウボーイの街カルガリーを組み合わせて」と提案し、アルバータ州での宿泊増加に期待を示した。

 なお、テレビCMでは、カナディアンロッキーが旅行者により様々な楽しみ方や魅力の発見の仕方があることを伝えるために「旅人を冒険者にする」というキーワードを設定し、雄大なカナディアンロッキーの大自然を表現した。CMは関東圏でのみ、1月24日から30日に放映されるが、旅行会社の店頭プロモーション用のDVDも用意しており、要望があれば配布する。また、キャンペーンサイトは1月初旬から3月まで設置。フォトギャラリーや現地のおすすめスポットに加え旅行会社各社のパッケージツアーも掲載し、テレビCM放映後の受け皿として、需要喚起と商品購入の場を提供する考えだ。