楽天トラベルの年末年始はアジア好調、インドネシアは2.5倍に

  • 2010年12月10日
 楽天トラベルによると、2010年12月29日から1月3日までの予約状況で、海外旅行の予約人泊数は12月5日時点で前年比35.3%増で推移している。特に韓国が36.2%増、台湾が92.1%増、インドネシアが152.4%増となるなどアジアが好調。尖閣問題などにより中国は弱含みであるものの、全体的には短期間で旅行できる方面に人気が集中する傾向にあるという。

 また、同期間の国内旅行は24.2%増で、神奈川が50.8%増、山梨が41.7%増となるなど東京近郊が好調。海外同様、日並びから長い休暇が取りにくい影響で、近場で手軽に行ける旅行の人気が高い様子だ。ただし、九州エリアも30%増を超える県が多いといい、鹿児島が35.8%増となっているほか、ハウステンボスが注目を集める長崎が31.4%増、熊本が30.1%増などとなった。出発地別では、東京や大阪など遠方からだけでなく、九州内での予約も伸びているという。

 国内旅行ではこのほか、12月23日から25日のクリスマス需要が73.8%増と大きく拡大。日並びの良さもあり、24日は74.2%増、25日は97.1%増となった。早期割引や、事前にウェブ上で支払い手続きが可能なオンラインカード決済が人気という。