フレンチコネクション、美食文化や地方の観光素材アピール−観光セミナーで

 フランス観光開発機構、エールフランス航空(AF)、ハーツレンタカー、コンコルドホテル&リゾート、ルレ・エ・シャトー、レイルヨーロッパジャパンの6メンバーで活動する「フレンチコネクション」はこのほど、旅行会社を対象にフランス観光セミナーを開催した。フランス観光開発機構在日代表のフレデリック・メイエール氏は冒頭、「今月ユネスコの無形文化遺産に、食文化として初めて『高級フランス料理』が登録された」と紹介。ホテルの格付けについても、「0〜4ツ星」から「1〜5ツ星」への改定や、「パラス」という最高位の創設に触れた。年明けに20軒のホテルが「パラス」に認定されるという。また、プロモーション担当の高橋しのぶ氏は、聖地などの「パワースポット」や地方のクリスマスマーケットを観光素材として提示した。

 エールフランス航空/KLMオランダ航空東日本地区トレードセールス部シニアセールスレプリゼンタティブの鈴木謙介氏は、今年10月に就航したエアバスA380型機に焦点を当て、特に「2−2−2の配列で広々としたビジネスクラス」を強調。パリ路線全体では「座席供給量が週624席増加した」と伝え、送客に期待を示した。また、コンコルドホテル・リゾートの日本支社長・アジア地区ディレクターの大野恵子氏は、ホテル・デュ・ルーヴルにおける「ミシュラン3ツ星シェフ」ギー・マルタン氏の起用などを紹介。また、同社では地元フランス産食材の使用といった「持続可能な開発への貢献」に力を入れ、グリーン・グローブ認証を取得しているという。

 ハーツ・アジア・パシフィックのセールス&マーケティング部アカウントエグゼクティブ、岩田英明氏は、「現在7割は個人からの予約。フランスでは到着後の申し込みが他のヨーロッパ諸国の3倍」であることから、「旅行会社にとってはまだ伸びしろがある」と分析。割引料金の適用やオートマティック車手配も可能となる事前予約の促進を呼びかけた。

 独立経営ホテルやレストランの協会であるルレ・エ・シャトーの日本事務局長、仲澤美保子氏は、4から5ツ星の古城ホテルなどを紹介した。平均客室数は29室で、どれもミシュラン2ツ星以上のレストランを有することを特徴とし、日本での認知拡大をめざす。レイルヨーロッパ在日代表の加々美恵理氏は、今年開始したTGVでの無料WiFiサービスや完全Eチケット化のほか、混雑状況によって変動する運賃体系を説明。鉄道の利便性や「タイムリーな手配」の必要性をアピールした。