ITソリューション特集:コラム<ネット集客の改善技術>(1)
コラム:第1回 なぜ検索対策が重要なのか?
観光ビジネスや観光マーケティングにおいて、インターネットは欠かすことのできない重要なチャネルのひとつとなりました。
しかし一方で、自社ウェブサイトを開設しているもののユーザーの訪問者数が伸びない、というケースも少なくありません。せっかく自社サイトで価値の高いコンテンツを作っても訪問するユーザーがいなければ、それは開店休業状態と同じことです。
そこで訪問するユーザーを増やすにはどうすればいいかを解説していきます。まず「ユーザーはどこから来るのか?」を考えてみましょう。
⇒ユーザーはどこから来るのか?
ウェブサイトの認知経路は、ヤフー!ジャパンが毎年行なっているインターネット利用者アンケートの調査結果をみるとわかります(図1)。「あなたは普段、どのような情報源からウェブサイトをお知りになっていますか?」という問いに対して、トップは「インターネットの検索サービス」で77%です。
第2位は「テレビ番組やテレビコマーシャル」49%、第3位は「インターネット上のリンク集や掲示板、広告など」48%で、以下、「新聞記事や新聞広告」30%、「一般の雑誌の記事や広告」27%、「電子メールやメーリングリストのニュースや広告」27%、と続きます。
要するにユーザーの8割は検索をして、その検索結果ページでウェブサイトと接点をもつということです。ユーザーの閲覧行動は、検索を起点とする「まずは検索から」なわけですから、検索の対策は基本といえます。

⇒アクセス誘導対策も検索がトップ
今度は企業のアクセス誘導対策をみてみましょう。
インターネット白書(2010年版)によると、企業がアクセス誘導対策として実施している対策のうち、もっとも多いのは、検索サイトで自社サイトが上位に表示されるための対策、いわゆる「検索エンジン対策(SEO)」です(図2)。回答した企業の3分の1を超える34.4%がSEO対策に取り組んでいます。そして第2位はキーワード広告の出稿で21.3%。この上位2つをあわせると、半数を超える55.7%が検索エンジンに対する何らかの対応をしていることがわかります。

⇒実施しているのに成果が出ない理由
しかし一方で、過去にSEOやキーワード広告を実践してみたが効果が上がらなかった、という企業も少なくありません。実際に同じインターネット白書によると、「効果が高いと思う対策」として、SEO対策が19.8%、キーワード広告が8.9%となっているので、上述の実施している割合と開きがあります。言い換えると、実施しているが成果を出せていない企業があるということです。
ではなぜ成果を出せないのかということになりますが、そのほとんどはその対策の技法に問題があるためです。
観光ビジネスや観光マーケティングにおいて、インターネットは欠かすことのできない重要なチャネルのひとつとなりました。
しかし一方で、自社ウェブサイトを開設しているもののユーザーの訪問者数が伸びない、というケースも少なくありません。せっかく自社サイトで価値の高いコンテンツを作っても訪問するユーザーがいなければ、それは開店休業状態と同じことです。
そこで訪問するユーザーを増やすにはどうすればいいかを解説していきます。まず「ユーザーはどこから来るのか?」を考えてみましょう。
⇒ユーザーはどこから来るのか?
ウェブサイトの認知経路は、ヤフー!ジャパンが毎年行なっているインターネット利用者アンケートの調査結果をみるとわかります(図1)。「あなたは普段、どのような情報源からウェブサイトをお知りになっていますか?」という問いに対して、トップは「インターネットの検索サービス」で77%です。
第2位は「テレビ番組やテレビコマーシャル」49%、第3位は「インターネット上のリンク集や掲示板、広告など」48%で、以下、「新聞記事や新聞広告」30%、「一般の雑誌の記事や広告」27%、「電子メールやメーリングリストのニュースや広告」27%、と続きます。
要するにユーザーの8割は検索をして、その検索結果ページでウェブサイトと接点をもつということです。ユーザーの閲覧行動は、検索を起点とする「まずは検索から」なわけですから、検索の対策は基本といえます。

⇒アクセス誘導対策も検索がトップ
今度は企業のアクセス誘導対策をみてみましょう。
インターネット白書(2010年版)によると、企業がアクセス誘導対策として実施している対策のうち、もっとも多いのは、検索サイトで自社サイトが上位に表示されるための対策、いわゆる「検索エンジン対策(SEO)」です(図2)。回答した企業の3分の1を超える34.4%がSEO対策に取り組んでいます。そして第2位はキーワード広告の出稿で21.3%。この上位2つをあわせると、半数を超える55.7%が検索エンジンに対する何らかの対応をしていることがわかります。

⇒実施しているのに成果が出ない理由
しかし一方で、過去にSEOやキーワード広告を実践してみたが効果が上がらなかった、という企業も少なくありません。実際に同じインターネット白書によると、「効果が高いと思う対策」として、SEO対策が19.8%、キーワード広告が8.9%となっているので、上述の実施している割合と開きがあります。言い換えると、実施しているが成果を出せていない企業があるということです。
ではなぜ成果を出せないのかということになりますが、そのほとんどはその対策の技法に問題があるためです。
執筆:鶴本浩司(株式会社マーケティング・ボイス 代表取締役)
外国政府観光局を経て、ツーリズム(観光・旅行)に特化し
たマーケティング会社、「株式会社マーケティング・ボイス」
を設立、現在に至る。
その他、ツーリズム専門のシンクタンクであるツーリズム・
マーケティング研究所の客員研究員、東証上場企業・パイプド
ビッツ社の社外取締役なども兼職している。執筆、講演多数。