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訪問したい旅行先、アジア太平洋地域で日本は2位−ビザとPATAの国際調査

  • 2010年10月1日
 ビザ・ワールドワイドは太平洋アジア観光協会(PATA)と共同で、旅行に関する国際調査を実施、今後2年間に訪問したいアジア太平洋地域の旅行先として日本(16%)が2位となった。これはアジア太平洋地域の主要旅行マーケットであるアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、中国、香港、台湾、インド、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、タイの13ヶ国・地域に対して実施したもの。1位はオーストラリア(17%)で、日本とオーストラリアは2年連続で最も人気の高い旅行先となった。

 今後2年間に旅行したい地域としては、アジア太平洋地域が75%と最も多く、ヨーロッパ(28%)、北米(27%)と続く。また、アジア太平洋地域への渡航経験があり、再訪を検討している人の理由としては「幅広い食が楽しめる」(48%)、「ショッピングが楽しめる」(45%)、「美しい自然の風景が楽しめる」(45%)が上位となった。日本人のアジア地域への旅行の理由の1位は「旅行費用が安い」(41%)であった。

 また、日本の旅行者がこれまで訪問した旅行先としては韓国(35%)が最も多く、続いて中国(26%)、香港(23%)の近場が多い。今後、訪問を希望する旅行先では、オーストラリア(17%)が1位となり、韓国(15%)、グアム(10%)が続く。男女別では女性は韓国(18%)が最も多く、男性はオーストラリア(19%)であった。

 なお、日本人の旅行先決定で考慮するものとして、トップには「政治の安定性」があがった。ビザによると、これは他の調査対象地域で要素として挙げられておらず、日本人特有の傾向だとしている。