トップツアーの2010年7月の旅行取扱総額は、前年比0.5％増の97億1433万9000円となった。このうち海外旅行は、前年の新型インフルエンザの反動で10.1％増の27億8906万5000円となった。特に団体旅行は35.0％増と5ヶ月連続のプラス成長で一般団体が28.7％増となったほか、教育旅行団体は140.5％増となった。一方、企画商品は30.0％減と低調。ただし、自社商品が56.4％減となったものの、他社商品が0.8％増となり、その他個人旅行は9.0％増となった。

　取扱人数ベースでは、団体旅行が91.2％増と好調。方面は香港が大型団体の受注もあって8506.8％増となったほか、ハワイが1177.8％増、シンガポールが484.6％増などとなった。一方、個人旅行はハワイが12.5％増となった以外は前年割れし、全体では40.5％減となった。

　このほか、国内旅行は1.6％減の66億5201万1000円と前年割れ。一般団体が8.5％増となったものの教育旅行団体が22.8％減となり、団体旅行は5.6％減。企画商品は8.5％減で、個人旅行は7.9％増となった。また、訪日旅行は21.9％増の2億5859万7000円で2ヶ月連続のプラス成長となった。

　なお、4月からの累計では海外旅行が38.0％増の102億8434万10000円、国内旅行が0.3％増の295億39万2000円、訪日旅行が14億8134万8000円などとなり、総取扱額は6.0％増の416億292万円となった。