ジェイティービー（JTB）が実施した旅のアンケート「たびQ」によると、旅先で体験型プランに参加した経験がある人は全体の25％となった。また、これまで参加したことがない人で今後「参加してみたい」と答えた人は44％であった。その理由としては、「これまで機会がなかった」が45％と最も多く、「テレビや雑誌の紹介を見て」が20％、「子どもに体験をさせたい」が18％となった。一方、「今後も参加してみたいと思わない」は56％で、理由として「旅先で体験してみるということ自体に興味がない」が28％と最も多かった。

　また、参加経験者のうち、現地到着後に体験型プランを申し込んだ人は48％を占め、ツアー申し込み時が30％、申し込み後出発前が15％となった。出発前に体験型プランの情報を知らなかった人、到着するまで具体的な旅行行程を考えていない人が多いことがうかがえる。参加した主な目的は「その土地を訪れた記念や思い出づくりの為」が48％と突出して多く、ついで「自分の知的好奇心を満たしたい」が22％となった。

　体験型プランの例としては、海外ではハワイでのフラダンス教室やスカイダイビング、フィンランドでの犬そりや、韓国でのキムチ作り体験などがあげられた。国内では北海道での熱気球体験、長野でのバター作り、沖縄でのシーサーの絵付けなどがあがっている。また、体験型プランが楽しめそうだと思う都道府県に関する質問では北海道が最も多く、次いで沖縄、長野、京都、東京と続いた。