米系4社、上半期の太平洋線は旅客輸送量12%増−6月も回復傾向続く

  • 2010年7月13日
 デルタ航空(DL)、ユナイテッド航空(UA)、コンチネンタル航空(CO)、アメリカン航空(AA)の米系大手航空会社4社の2010年上半期の国際線輸送実績で、旅客輸送料をあらわす有償旅客マイル(RPM)が3.8%増となった。座席供給量をあらわす有効座席マイル(ASM)が2.6%減としぼられたため、ロードファクターも5.0ポイント増の81.0%となった。特に太平洋線はRPMが11.7%増と好調で、需要の回復傾向がうかがえる。ASMは1.7%増に留めたため、ロードファクターは7.4ポイント増の83.8%となった。

 6月単月は回復傾向がさらに鮮明で、国際線のRPMは8.3%増となった。ASMは3.2%増と拡大に転じており、ロードファクターは4.1ポイント増の86.8%。太平洋線ではRPMが16.9%増と引き続き好調で、ASMが5.2%増であったため、ロードファクターは8.9ポイント増の88.7%となった。

 このほか、4社の全路線での旅客数は上半期が0.1%減の約1億9207万人、6月は約3590万人であった。なお、各社の数値は下表を参照のこと。