アリタリア−イタリア航空、大西洋路線でAF/KLとDLの共同事業に参加

  • 2010年7月12日
 アリタリア−イタリア航空(AZ)はこのほど、エールフランスKLMグループ(AF・KLグループ)とデルタ航空(DL)の大西洋路線での共同事業に参加すると発表した。この共同事業は、大西洋路線で参加航空会社が共同運航や収益と経費の共有などを実施するもので、北米・欧州間、アムステルダム・インド間、北米・タヒチ間を運航する全便が対象となる。共同事業により、競争力のある運賃や、統一されたサービスを利用者に提供することが可能になる。

 AZはローマとミラノ・マルペンサ空港よりアメリカ5都市に1日20便を運航しており、今回の参加でローマがハブ空港となるほか、シンシナティ、ミラノ・マルペンサ空港、メンフィス、ソルトレイクシティ間での運航が加わった。これにより4航空会社合わせて欧州、北米の約500都市に1日約250便で運航し、約5万5000席を提供することになる。また、共同事業のシェアは大西洋路線全体の26%となり、年間売り上げで100億米ドル(約8847億円)を超える収益が見込めるという。


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