日本航空、5月の国際線旅客数がプラス転化−8ヶ月ぶり、利用率70%強に

  • 2010年7月6日
 日本航空(JL)の5月の国際線旅客数は、前年比1.6%増の79万5927人で前年を上回った。前年実績を超えたのは、大型連休のあった2009年9月以来、8ヶ月ぶり。路線便数計画の見直しで供給量を約20%削減し、利用率は70.8%と7割を超えた。

 路線別では太平洋線、オセアニア線、中国線で旅客数が前年を上回った。特に需要が回復した中国では利用率が25.7ポイント上昇。また、旅客数は前年を超えなかったものの、韓国線は供給量を30.3%減少した結果、利用率が20ポイント改善した。欧州線、太平洋線もビジネス需要が回復し、それぞれ利用率が10ポイント以上向上。収益性も改善しているという。