ニュージーランド航空が日本支社長交代−新支社長、日本人10万人回復めざす

  • 2010年7月5日
 ニュージーランド航空(NZ)はこのほど、日本・韓国地区支社長にエド・オーバリー氏を任命した。前支社長のクリス・マイヤーズ氏は英国・欧州地区支社長に就任した。7月2日に開催した交代レセプションでオーバリー氏は、任期は通常3年と説明し「任期中にニュージーランドへの日本人訪問者数を10万人まで回復させたい」と挨拶。そのために必要なこととして、ニュージーランド政府観光局や現地旅行会社との連携をあげ、「日本の旅行会社との関係強化が最重要」と語った。

 また、10万人回復への戦略として、定期便だけでなくチャーター便の積極的な活用が地方需要の喚起につながると指摘。NZではすでに、2010年10月から2011年3月にかけて日本路線の座席供給量を前年比6.7%増とする計画を発表しており、チャーターの活用もこの軸になると見られる。このほか、エコノミークラス用の水平シート「スカイカウチ」などの新機内設備も、2012年末までに日本線に投入すると語った。

 一方、マイヤーズ氏は4年間の在任期間を振り返り、「新型インフルエンザや燃油価格の高騰、経済危機などが相次いで発生し、本当に大変だった」と笑いを誘いつつ、日本市場の未来は「非常にポジティブ」であると強調した。

 なお、オーバリー氏は1999年に国際線部門プロダクトマネージャーとしてNZに入社し、直近ではITプロダクション部門ジェネラルマネージャーとして、NZグループ全体のネットワークやインフラ、予約システム、オンライン販売などのプロジェクトを統括していた。


※訂正案内(7月5日 14:10)
訂正箇所:タイトル
 誤:新社長、日本人10万人回復めざす
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 正:新支社長、日本人10万人回復めざす