オーストラリア政観、教育旅行セミナーを開催−学校関係者向けに

また、オーストラリア大使館教育担当参事官のミッシェル・アラン氏がオートラリアの留学事情を説明。2009年のオーストラリアへの留学者数は前年比13.3%増の63万1935人だが、日本は1万2553人と6.4%減となったという。アラン氏は「日本の若者は海外に行かなくなっており、世界情勢の理解力やグローバル社会での競争力が育たないのでは」との懸念を示しながらも、2008年度が16%減だったことから「やや良くなってきているのでは」との見方を示した。

また、アラン氏は留学のメリットとして英語力の向上、国際的な環境下で学ぶことでグローバルマインドが育つこと、将来のキャリアに役立つスキルが身につくこと、学生自身の考える力や想像力がつくことをあげ、教育の質の高さをアピールした。オーストラリアでは国をあげて留学生の受け入れをサポートしており、留学生のための教育サービス体制(ESOS)法で留学生に質の高い教育を提供し、留学生を法律で保護している。留学生に対するアンケートでも、留学先に選んだ理由として高等教育、職業訓練校、英語学校で「質の高い教育」が1位となったという。