ルフトハンザ、A380運航開始−マイヤーフーバーCEO、日本は「永続的に重要」

成田/フランクフルト線は、LHにとって1機目のA380型機の就航地。これについてマイヤーフーバー氏は、「両国の経済と旅行需要の成長を我々が信じていることを示す」ものと説明。座席数はこれまでのボーイングB747−400型機よりも196席多く、8月4日に予定するデイリー運航開始後は1週間あたり片道約1400席増加する計算だ。客室乗務員はB747−400型機から5名増員しており、「日本人旅客の割合が増えれば、日本人乗務員の数も増やす」考え。
また、客席が増加することで他航空会社と日本/欧州間の旅客の奪い合いが激しくなる可能性があるが、これについては「ルフトハンザ・グループの路線網が最も密度が高く、フランクフルト、ミュンヘン以遠の路線網こそ我々の成功の最も大きな秘訣」と強調。また、「成田からオーストリア航空(OS)に乗ってウィーンに入り、ブレーメン、チューリッヒと移動してスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)で日本に帰国する、といった旅程がすべてグループ内でできる」ことも強みであるとした。
なお、A380型機の今後の就航地としては中国と南アフリカ、次いで北米、アジアを検討しているという。