春秋航空、茨城/上海間の就航を表明−定期便化も視野に週3便運航へ

  • 2010年6月8日
 中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空(9C)が茨城空港への就航を表明した。9Cでは、茨城/上海浦東間を7月末から2ヶ月はプログラムチャーターとして運航し、その後定期便化をめざす。機材は、総座席数180席のエアバスA320型機を使用する計画。便数は週3便程度の見込みだが、スケジュールは国土交通省や防衛省、百里基地などとの調整後に決定する。

 6月5日には、茨城県知事の橋本昌氏が上海の9C本社を訪問。9C董事長の王正華氏と会談し、6月6日に乗り入れで合意した。王氏は、橋本氏の乗り入れに対する熱意の強さや、茨城空港がLCCに対して理解が深いことなどを就航の理由として挙げた。一方、橋本氏は、9Cにとって茨城空港が初めて国際線の就航先となったことを歓迎するとともに、「9Cと協力して茨城/上海線を発展させたい」と意気込みを述べた。

 なお、今後の日本での営業展開については現在詰めている段階。王氏は、「日本で航空券の個札販売が許される条件が整えば、1割から2割程度の航空券を格安価格で売り出したい」と語ったという。