エジプト航空、関空/カイロ線が好調、6月から週4便に−乗継需要伸び高く

  • 2010年6月7日
 エジプト航空(MS)は6月1日、関空/カイロ線を週3便から4便へ増便した。MSは夏スケジュールから夜便に変更したことで朝カイロに到着するため、ヨーロッパへの乗継利便が向上。エジプトへのレジャー需要を維持しながらヨーロッパへの乗継需要が伸びていることで今回の増便につながった。MSでは増便にあわせてキャンペーンレートの提案など旅行会社と協力しながらさらなる需要の取り込みを強化する。

 2010年4月からのロードファクターは平均85%程度で、現在はヨーロッパへの乗継需要が全体の30%を占めるという。関空から直行便がないヨーロッパの地域が人気で、中欧やスイス、イギリス、スペインなどのほか、エールフランス(AF)が運航しているがフランスへの乗継需要も高い。また、パッケージツアーだけでなくFITの航空券だけの利用も多いという。MS大阪支店では、夜便への変更がヨーロッパ需要の取り込みに奏功したととらえており、2011年3月にはさらに1便増便し週5便体制になる計画だ。