名鉄観光、夏旅キャンペーンで早期取込へ−海外ツアー1万7000人集客めざす

  • 2010年6月3日
 名鉄観光は5月10日、夏休みの旅行需要取り込みに向けて夏旅キャンペーンを開始した。外的要因の影響を受けた2009年に比べ、2010年は景気が回復傾向にありゴールデンウィーク期間中の取扱いも堅調に推移した流れを受けて、夏商戦では早期申込みを推進し前年比17%増となる1万7000人の集客をめざす。

 夏旅キャンペーンは、8月15日までに自社、他社の募集型企画旅行に申し込むと旅行代金に応じて2000円と5000円の金券を提供するというもので、7月1日から9月30日までの出発日が対象だ。金券は申し込んだ支店での利用限定で2011年3月31日まで使用可能とし、リピーターを獲得するねらいがある。また、自社企画商品では、値頃感のある価格設定であることもアピールする。また、上海万博開催にあわせ、アジア商品を中心に自社のパッケージツアーの販売シェアを高めた。

 一方、国内旅行では、より広域的に宿泊施設をそろえた宿泊プランを設定し、重点送客地の北海道や大河ドラマで話題の四国や九州商品の販売を強化する。なお、宿泊券の販売はまいやど、提携販売も含め11%増の44万6000人に設定した。

 このほか、各営業部で販売戦略を策定。中部では新たに、6月9日、23日、7月2日を夏旅サンクスデーとして設定し、同日に成約した顧客にポカリスエットのミニボトルを提供する。さらに、同日アンケートに記入した人のなかから抽選で20名にWiiまたはニンテンドーDSiをプレゼントする。中四国では岡山、松山発ヨーロッパツアーや、アシアナ航空(OZ)利用の東マレーシアツアー、上海万博ツアーなどを販売するほか、早期予約割引キャンペーンを展開する。