阪急阪神HD、10年3月期旅行・国際輸送事業は減収減益−インフル影響大きく
阪急阪神ホールディングスの2010年3月期(2009年4月1日〜2010年3月31日)の連結決算で、阪急交通社と阪神航空を含む旅行・国際輸送事業の営業収益は前年比4.5%減の628億5400万円、営業利益は81.0%減の2億7600万円と減収減益となった。旅行事業では、新型インフルエンザの発生後に海外旅行を中心にキャンセルが相次いだが、その後沈静化し始めた時期にあわせて積極的に価格訴求力のある商品を投入したことで集客状況が好転。通年で新型インフルエンザの影響を払拭することはできなかったが、下期もシルバーウィークもあって回復傾向が続いた。
旅行事業での中長期的戦略としては、顧客満足度向上や募集型企画旅行の商品力強化、販路の拡充、法人営業の強化を進める。また、仕入部門の整備や強化、管理部門の業務効率化により、安定的利益確保に向けた基盤を整える。2010年度では、旅行事業で新型インフルエンザ禍からの回復を見込み、2010年度から12年度に向けては募集型企画旅行の強化と営業施策を推進する。2010年度の旅行・国際輸送事業の営業収益は6.6%増の671億円、営業利益は6倍超の20億円を見込み、2012年度には営業収益710億円、営業利益38億円をめざす。
なお、阪急交通社は、2010年度の旅行取扱額が3528億6283万円となり、業界第3位に浮上している。
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◆阪急交通社、旅行取扱額で3位浮上−阪神航空と統合で2位も視野(2010/05/10)
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