阪急交通社の3月の旅行取扱額は、前年比19.5％増の344億7247万3000円となった。このうち、海外旅行は前年比33.2％増と大きく伸張。方面別では韓国を除く、中国本土、台湾、ベトナム、カンボジアなどのアジア方面全般が好調だったという。一方、国内旅行は1.8％増の127億3704万5000円と前年並み。外国人旅行は8.6％増の6827万9000円であった。2009年度（2009年4月〜2010年3月）の通年では、海外旅行が1.6％増の2181億2971万8000円、国内旅行が1.4％減の1335億282万8000円、外国人旅行が11.2％減の12億3028万6000円で、総取扱額は0.4％増の3528億6283万2000円。海外旅行が前年を上回り、総取扱額のプラス推移を押し上げた。

　阪神航空も好調で、3月の取扱額は29.6％増の30億1561万1000円。このうち、海外旅行は32.3％増の27億7089万4000円と全体の伸張率を上回った。法人企業の利用航空運賃の低下が続いていたが、3月の業務渡航は取扱件数、取扱額ともに増加。企画旅行も募集型企画旅行の集客が大幅に増加したという。国内旅行は5.8％増の2億4471万7000円。2009年度の通年では、海外旅行が14.5％減の270億7541万4000円、国内旅行が2.7％減の19億5936万7000円で、総取扱額は13.8％減の290億3478万1000円となった。