デルタ航空、第1四半期は純損失1.92億ドル、中間期で黒字化予想

  • 2010年4月23日
 デルタ航空(DL)の2010年第1四半期(2010年1月1日〜3月31日)の特別項目をのぞく純損失は、前年の6億9300万米ドル(約644億円)から1億9200万米ドル(約178億円)に改善した。旅客収益が、座席供給量を削減したにもかかわらず前年比4%増となったほか、イールドは5%増加。座席供給量をあらわす有効座席マイル(ASM)は4%減としており、これに対して需要をあらわす有償旅客マイル(RPM)は1.4%減にとどまったため、ロードファクターは2.4ポイント増の79.5%となった。

 また、合併によるシナジー効果も2億米ドル(約186億円)拡大したといい、通年では10億米ドル(約929億円)の効果を見込む。DL最高経営責任者のリチャード・アンダーソン氏は「収益環境には引き続き改善傾向が見られる」とするコメントを発表し、中間期には黒字化を達成可能と予測した。