マイレージプログラムは航空券購入の決定要素−加入数は3、4社が最多

  • 2010年4月14日
 アップルワールドの「航空会社のマイレージ・ECポイントサービスに対する意識調査」によると、航空券を予約・購入する際にマイレージプログラムを「最優先として重視する」のは54.5%と過半数以上となった。「時々重視する」は40.7%で、双方をあわせると約95%。マイレージプログラムが航空券の予約・購入をする際の決定要素となっていることがうかがえる。男女別では男性が「最優先として重視する」が66.7%で女性よりも20ポイント多い。また、年齢別で「最優先で重視する」をみると、20代が20%、30代が44%で他の年代よりも大きく下回っており、可処分所得の少ない層は価格を重視する傾向にあるようだ。

 マイレージ会員に加入する航空会社数は、「3〜4社」が44.7%と最も多く、次いで「2社」(32.5%)、「5社」(12.2%)、「1社」(8.9%)と続く。行き先や目的に応じて使い分けている傾向がうかがえる。また、貯蓄したマイルの利用は「優待航空券に交換」が66.7%と最多だが、「利用したことはない」(19.5%)が2番目に多い。特に20代の40%が「利用したことがない」との回答で、若者層では航空券などの交換に必要なマイル数を貯蓄するまでに至っていないようだ。また、ECサイトで貯めたポイントの交換先としても、「航空会社のマイレージ」が48.8%で最も多かった。

 マイレージ会員になっている航空会社は、多い順に日本航空(27.3%)、全日空(23.2%)、デルタ航空(16.2%)、ユナイテッド航空(9.3%)、大韓航空(3.2%)、アメリカン航空(3.2%)と続く。男女別では、日本航空と全日空が女性の利用者が多く、デルタ航空とユナイテッド航空、大韓航空、アメリカン航空では、男性の利用者が多かった。

 なお、同調査は3月17日から3月30日まで、アップルワールドサイト内で実施。男女123通の回答を得た。