ルフトハンザ・ドイツ航空（LH）の2010年度のグループ売上高は前年比10.3％減の222億8300万ユーロ（約2兆7749億円）となり、このうち航空輸送部門は11.8％減の176億40万ユーロ（約2兆1918億円）となった。旅客需要の低迷などにより売上高は減少したものの、営業利益は2億7100万ユーロ（約337億円）を達成。経常利益は89.8％減の1億3000万ユーロ（約161億円）、純損益は1億1200万ユーロ(約139億円)の赤字となった。

　傘下のスイス・インターナショナル・エアラインズ（LX）、オーストリア航空（OS）、ブリティッシュミッドランド航空（BD）、ジャーマンウィングス（4U）を含めた旅客部門の営業損失は800万ユーロとなった。コスト削減策として2011年末までに10億ユーロ削減を行う「CLIMB 2011」プログラムを第3四半期より実行したことでOSと4Uは営業利益を達成したが、LHとOS、BDは営業損失を計上した。