近畿日本ツーリスト（KNT）の1月の旅行取扱額は前年比9.3％減の211億796万2000円で、このうち海外旅行取扱額は10.2％減の81億6983万8000円、国内旅行取扱額は10.3％減の123億173万7000円となった。海外旅行は、一般団体が26.2％減の7億9252万5000円と減少したものの、海外学生団体が44.3％増の3億5090万2000円となり、団体計で13.2％減の11億4342万7000円となった。海外学生団体は、新型インフルエンザの影響で延期になった修学旅行が発生したことも含まれている。海外企画旅行では、ホリデイが19.9％減の40億510万3000円となり合計で20.2％減の40億575万1000円となった。また、海外個人では国際航空券の取扱いが好調で9.2％増の30億2066万円となった。

　国内旅行は一般団体が7.0％減の11億204万2000円、学生団体が12.6％増の26億8449万1000円となり、合計で6.1％増の37億8653万3000円と好調だった。一方で、国内企画のメイトは17.1％減の52億8327万4000円、その他国内企画は68.7％減の240万6000円となり合計で17.2％減の52億8568万円であった。国内個人は14.0％減の32億2952万4000円となり、前年を下回った。国際旅行は33.8％増の2億6691万5000円であった。

　なお、北海道、九州地区では1月1日付けで分社化しているが、2010年の1年間は前年との比較のためKNT、KNT北海道とKNT九州の三社の実績を合計した数値を使用する。