成田国際空港は2009年冬のCSアワードを実施した。今回受賞したのは7件21名で、細かいところまでいきとどいたサービスを評価されたケースが多い。

　JALスカイの齋田美香さんは、国際線から福岡に乗り継ぎをする年配の夫婦に案内をした。旅客の表情から状況を察して自発的に声をかけ、親切で丁寧に対応したことに加え、旅客の不安を軽減するために福岡空港にも連絡をするなどの決め細やかな対応に、後日お礼の手紙が寄せられたという。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　また、ANAエアサービス東京の井上留衣さん他11名は、搭乗ゲートでご主人とはぐれてしまった旅客と一緒にご主人を捜索した。旅客が高齢であることを考慮して車椅子を用意し、1時間半にわたりご主人を探し、無事に発見。予定の便には間にあわなかったものの、迅速に振替便の手続きのサポートをした。スタッフが一丸となり、連携して対応した点が評価された。

　このほか、アーネスト理容室に勤務している幸佐紀子さんは、その技術力に加え利用客との会話による楽しいひとときを作りだした結果、「また利用したい」とのお礼のメッセージをいただき、質の高いサービスが評価され受賞が決定した。