エールフランス航空、プレミアムエコノミー披露会開催−FIT女性の利用も多く

  • 2010年1月21日
 エールフランス航空(AF)は、2009年11月17日に導入を開始したプレミアムエコノミークラス「プレミアム・ボヤジャー」を紹介するプレゼンテーションを開催、旅行会社やメディアのほかコーポレート企業など2日間の開催で延べ350人が集まった。

 プレミアム・ボヤジャーは、AFがサービスを追求する中でビジネスクラスのクオリティが底上げしたことから、エコノミークラスとビジネスクラスの間のサービスを求める顧客の声に応えて導入。世界的な金融危機の影響もあり、コスト削減でビジネスクラスを使わなくなった業務渡航の需要を見込んでいたが、実際に導入してみると特にFITの女性旅行者やハネムーナーの利用も多い。カーテンで他のクラスと仕切っており、団体ツアー客と分かれてプライベートな時間を楽しんでいるようだという。

 利用者の反響は好評だが、導入後2ヶ月ということもあり、さらなる認知度の向上をめざして今回のプレゼンテーションを開催した。会場には実際のシェル型シートが4脚設置され、出席者はかわるがわる座り、足元の広さや羽根枕、ピュアウールのブランケットの使い心地などを体験していた。

 プレミアム・ボヤジャーは中距離路線への乗り継ぎの場合、シャルル・ド・ゴール空港のラウンジを無料で利用可能としている。ハブである同空港の利便性と、パリという人気都市の魅力を武器に、ネットワークをいかした以遠便も積極的にアピールしていく。プレミアム・ボヤジャーは2010年末までには長距離路線の全線に導入する予定だ。