JATA、燃油費・保安サービス料の取り組み継続−需要への影響訴え

  • 2009年12月7日
 日本旅行業協会(JATA)は、在日航空会社代表者協議会(BOAR)や航空会社、航空局などに対して燃油サーチャージを値上げしないことや運賃一本化を訴えていく。JATAでは、需要への影響を念頭に「燃油サーチャージが必ずしも航空会社にとってプラスになるわけではない」ことを訴える考えで、口頭や書面を通じて年内をめどに伝えていく考えだ。

 また、成田国際空港が11月16日に導入した旅客保安サービス料(PSSC)についても、今後成田以外の空港で動きがあった場合には各支部が主体となり本部と調整しながら需要の落ち込みにつながることを訴える方針だ。現時点で正式に発表した空港は成田以外にないものの、中部国際空港などが導入を検討する動きを示していることを受けたもの。なお、今のところ成田空港のPSSCについて大きなトラブルや苦情などは出ていないという。