ユーラシア、最終利益48.6%減も黒字確保、来期は増収増益を予想

  • 2009年11月16日
 ユーラシア旅行社の2009年9月期(2008年10月1日〜2009年9月30日)の連結業績は、売上高が前年比23.0%減の66億3100万円、営業利益が34.9%減の2億7300万円、経常利益が34.8%減の2億9300万円で、純利益は48.6%減の1億3200万円となった。純利益は前年度に比べほぼ半減したが、黒字を確保した。営業収益のうち、旅行売上高は23.1%減の66億600万円で、不況感の浸透にともなう個人消費の減速により、海外旅行の手控え傾向の継続が影響したとしている。旅行原価は25.3%減の52億4300万円で、航空運賃は27.1%減の23億1400万円、地上費は24%減の26億1600万円となった。

 来期は同社のリピーター率が約7割と高いことから、引き続き主要顧客である知的・精神的円熟層の支持を集め、そのリピーター層を中心とする顧客基盤を基礎に、業績推進に努めていく。また、安全性の高い地域を中心とする積極的な販促活動で、業容の拡大もはかる。こうした方針により、来期は営業収益は2.8%増の68億2000万円、営業利益は6.2%増の2億9000万円、経常利益は0.9%増の2億9600万円、当期純利益は29.7%増の1億7100万円を見込む。