アクセスランキング、関空関連に高い注目−デルタ航空の新規就航も
[総評] 今週は、冬期スケジュールに入る直前ということもあり、空港関連のニュースに注目が集まりました。特に、1位と2位に入った関空のニュースは、羽田ハブ化の議論が起きているなかで、多くの方にお読みいただきました。関空の竹内剛志副社長は、羽田のハブ化が進んでも、関空として西日本のハブ空港をめざすと語られています。関空は昨年夏ごろから、空港会社の幹部が「ねらい打ちされている」と漏らすほど運休や減便が相次ぎ、苦しい状況が続きました。しかし、冬スケジュールを見ると、旅客便の減便は8便程度にとどまり、便数も開港以来最多の便数であった08年に次ぐ603便となりました。
もちろん、日本航空(JL)の再建にともなってさらなる休減便も予想され、状況が好転したとはいい難いところです。しかし、韓国系航空会社による増便、新規就航や、来年6月からデルタ航空(DL)がシアトル線にデイリーで就航することは明るいニュースです。特に、新規就航は約2年ぶりとなる北米線はまさに待望の路線です。
ただし、関西市場では価格競争が激しいとされ、搭乗率が高い中での休減便となるケースもめずらしくありません。市場が安値を求めるのは当然ですが、際限なくそれに応えることは、結果的に旅行会社にとっても航空会社にとっても自らの首を絞めることにつながります。せっかくの路線が休減便の対象になることのないよう、持続的かつ健全な発展を念頭においた価格設定、販売戦略が望まれます。
なお、中部空港の冬期スケジュールの旅客便便数が開港時を下回って過去最少となったことも気になります。関空では韓国線の増便・新規就航が全体を底上げしていますが、中部で便数が増えたのは中国東方航空(MU)の南京線就航のみ。国土交通大臣の前原誠司氏は、羽田のハブ化が地方空港の地盤沈下につながることはないとの考えで、中部空港も「ますます発展すると思っている」と強調されていますが、具体的にどのような道筋での発展を描いているのかは見えてきません。
前原氏率いる国交省は9月の政権発足から1ヶ月あまりで、JLの再建、羽田ハブ化、観光予算4倍でめざす訪日客3000万人など、耳目を集める話題を提供し続けていますが、大きな目標だけでなく具体的な方法、戦略の開示が望まれます。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング(10月第4週:10月19日11時〜10月23日18時)
第1位
◆関空、羽田ハブ化も成長戦略変化なし−旅客保安サービス料は「勉強したい」(2009/10/20)
◆関空冬スケジュール、旅客便は週8便減少−韓国系航空会社は増便意欲高く(2009/10/21)
◆アシアナ航空、関空/ソウル線を増便−ダブルデイリーに(2009/10/20)
第2位
◆デルタ航空、関空/シアトル線に就航へ−来年夏スケ、成田線の増便も(2009/10/22)
◆デルタ航空、国際線ネットワークを強化−NW統合やAF/KL提携で可能に(2009/10/22)
◆デルタ航空、成田/サイパン線を増便−2010年1月から1日3便へ(2009/10/21)
第3位
◆中国、日本企業にアウトバウンド試験的解禁へ−個人ビザの要件緩和も(2009/10/19)
第4位
◆前原大臣、中部空港の発展信じる−2本目滑走路は明言避ける(2009/10/19)
第5位
◆全日空、燃油サーチャージ額を据え置き、12月から1月分−燃油価格は微減(2009/10/19)
第6位
◆中部、冬スケで国際線旅客便が大幅減−前年比約60便減で開港以来最少に(2009/10/22)
第7位
◆HIS、パスポート取得費用サポート−海外旅行デビュー促進へキャンペーン(2009/10/19)
第8位
◆年内決着めざし日米航空協議が再開催−大臣政務官は「カボタージュ」指摘(2009/10/23)
第9位
◆オーダーメイド旅行のエヌワンツアーが業務拡大−本社営業所も移転(2009/10/20)
第10位
◆クラブツーリズム、海上自衛隊観艦式予行見学ツアーの反響大−10日間で満席(2009/10/19)
もちろん、日本航空(JL)の再建にともなってさらなる休減便も予想され、状況が好転したとはいい難いところです。しかし、韓国系航空会社による増便、新規就航や、来年6月からデルタ航空(DL)がシアトル線にデイリーで就航することは明るいニュースです。特に、新規就航は約2年ぶりとなる北米線はまさに待望の路線です。
ただし、関西市場では価格競争が激しいとされ、搭乗率が高い中での休減便となるケースもめずらしくありません。市場が安値を求めるのは当然ですが、際限なくそれに応えることは、結果的に旅行会社にとっても航空会社にとっても自らの首を絞めることにつながります。せっかくの路線が休減便の対象になることのないよう、持続的かつ健全な発展を念頭においた価格設定、販売戦略が望まれます。
なお、中部空港の冬期スケジュールの旅客便便数が開港時を下回って過去最少となったことも気になります。関空では韓国線の増便・新規就航が全体を底上げしていますが、中部で便数が増えたのは中国東方航空(MU)の南京線就航のみ。国土交通大臣の前原誠司氏は、羽田のハブ化が地方空港の地盤沈下につながることはないとの考えで、中部空港も「ますます発展すると思っている」と強調されていますが、具体的にどのような道筋での発展を描いているのかは見えてきません。
前原氏率いる国交省は9月の政権発足から1ヶ月あまりで、JLの再建、羽田ハブ化、観光予算4倍でめざす訪日客3000万人など、耳目を集める話題を提供し続けていますが、大きな目標だけでなく具体的な方法、戦略の開示が望まれます。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング(10月第4週:10月19日11時〜10月23日18時)
第1位
◆関空、羽田ハブ化も成長戦略変化なし−旅客保安サービス料は「勉強したい」(2009/10/20)
◆関空冬スケジュール、旅客便は週8便減少−韓国系航空会社は増便意欲高く(2009/10/21)
◆アシアナ航空、関空/ソウル線を増便−ダブルデイリーに(2009/10/20)
第2位
◆デルタ航空、関空/シアトル線に就航へ−来年夏スケ、成田線の増便も(2009/10/22)
◆デルタ航空、国際線ネットワークを強化−NW統合やAF/KL提携で可能に(2009/10/22)
◆デルタ航空、成田/サイパン線を増便−2010年1月から1日3便へ(2009/10/21)
第3位
◆中国、日本企業にアウトバウンド試験的解禁へ−個人ビザの要件緩和も(2009/10/19)
第4位
◆前原大臣、中部空港の発展信じる−2本目滑走路は明言避ける(2009/10/19)
第5位
◆全日空、燃油サーチャージ額を据え置き、12月から1月分−燃油価格は微減(2009/10/19)
第6位
◆中部、冬スケで国際線旅客便が大幅減−前年比約60便減で開港以来最少に(2009/10/22)
第7位
◆HIS、パスポート取得費用サポート−海外旅行デビュー促進へキャンペーン(2009/10/19)
第8位
◆年内決着めざし日米航空協議が再開催−大臣政務官は「カボタージュ」指摘(2009/10/23)
第9位
◆オーダーメイド旅行のエヌワンツアーが業務拡大−本社営業所も移転(2009/10/20)
第10位
◆クラブツーリズム、海上自衛隊観艦式予行見学ツアーの反響大−10日間で満席(2009/10/19)