JTB、年末出発で第3国チャーター、KEでフィジーとグアム

  • 2009年10月9日
 JTBワールドバケーションズは10月9日、年末出発の第3国チャーター利用商品の販売を開始する。第3国チャーターは昨年末のITCチャータールールの緩和により可能になったもので、日本と目的地の国に属する航空会社以外の航空会社で設定するチャーターを指す。JTBワールドバケーションズでは、すでに9月の5連休にあわせてコンチネンタル航空(CO)で岡山/パラオ間、大韓航空(KE)で成田/グアム間、アシアナ航空(OZ)で成田/サイパン間のチャーターを実施。今回は、KEで成田からフィジーとグアムへのチャーターを計画しており、合計9本を設定した。

 フィジーの2本は、JTBのみで実施。日本からの定期直行便がなく、通常であれば経由便で約11時間から14時間かかるのに対し、8時間半で到着できる点を打ち出す。出発日は12月25日と29日で、往路が夜発、帰路が夕方から夜着の6日間の日程だ。旅行代金は18万9000円からとした。

 一方、グアムはブロックチャーターで、12月25日から31日にかけて7出発日を設定。こちらも成田発は夜だが帰りの成田着は朝着で、日程は5日間。旅行代金は7万9800円から。ファミリー需要を見込んでおり、コネクティングルームが選べるホテルなど9軒のホテルを用意した。

 なお、成田/グアム間チャーターは、定期便の存在する路線のチャーターであり、こちらも昨年末のルール緩和により実現したもの。多客期に定期便で対応しきれない需要を取り込めることがメリットだ。


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