ウィーン美術史博物館、ハプスブルク展をアピール−団体向け新PKGも

ケットナー氏によると、2009年1月から8月のウィーンでの日本人宿泊数は、前年比0.5%増で推移。同氏は「経済危機があり、打撃を受けている中、マーケット全体が5.6%減である中で0.5%増は素晴らしい貢献をしていだいている」と謝意を表明。その上で、「日本はアジア市場内で我々にとって一番重要な市場であり、これからも引き続き一番重要な市場である」と、今後も日本マーケットを重視していく姿勢を示した。
同館では、2010年の団体向けパッケージとして、ウィーン風コーヒーやケーキ、カクテルと絵画鑑賞を組み合わせたパッケージを作成するほか、皇帝馬車博物館でのバックステージツアーを行う。さらに、ホーフブルク宮の王宮宝物館では、今回初めて閉館後の「夜の貸切パッケージ」を用意した。チケッティング・観光担当のフェレーナ・ホーファー氏によると、「パッケージツアーは全世界に向けてのもの」だが、ツアーには日本語通訳を用意するほか、2010年1月1日より公式サイトの日本語版もオープンする予定。サイト上でチケットが購入できるようになるという。
なお、展覧会は9月25日から12月24日まで東京・六本木の国立新美術館、2010年1月6日から3月14日まで京都国立博物館にて開催される。