コンチネンタル航空、フィジー商品造成を促進−グアムとの組み合わせも

  • 2009年10月6日
 コンチネンタル航空(CO)は12月18日に就航するグアム/フィジー線を利用した旅行商品の造成を促進するため、全国6都市で旅行会社向けセミナーを開催中だ。これは、10月5日の記者懇談会で明かしたもの。すでに近畿日本ツーリスト(KNT)やジャルパックでは販売を開始しており、10月中には大手旅行会社の旅行商品が出揃う予定だ。CO旅客営業部部長の佐久光俊氏は、「予約も入ってきており、いいスタートを切れている」と出だしが好調である様子を伝えた。今回のセミナーでは、フィジーのホテル4社とサプライヤー4社が集まり現地情報を紹介、全国6都市開催で約300人を集客している。

 COの日本/フィジー路線はグアムを経由することから、新たにウェディングはグアム、ハネムーンはフィジーという商品を提案していくという。今回実施するセミナーでも紹介しており、一部ホールセラーと検討している。旅行会社担当者からは「ポジティブな反応がきている」と述べ、新たな旅行商品の造成に向けて期待がかかる。また、フィジーにはハリウッドのセレブが利用する高級リゾートもあることから、高額商品の展開も見込む。COによると、往復約10万円の追加料金でビジネスクラスにアップグレードできるためビジネスクラスの需要も高まっており、富裕層の取り込みにも期待がかかる。

 フィジー政府観光局日本史局長の川端郁代氏は、「ハネムーナーだけでなくカップルや富裕層、ファミリー、年配など幅広い層に対応できる」と話す。1組しか受け入れない離島や、ファミリー向けの離島、インセンティブで貸切にできる離島など、ターゲットにあわせた離島ステイについて説明。「100組あれば100通りの対応ができる」と述べ、多岐にわたる商品展開ができるフィジーの可能性について語った。


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