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子連れ海外旅行、1歳までのデビューが約3割−インフルより燃油費の影響大

  • 2009年9月16日
 ソニー損保が実施した「子連れ海外旅行に関する調査」によると、子どもの海外デビューの年齢で最も多かったのは「1歳」で19.2%であった。これは、18歳以下の子どもと海外旅行に行ったことがある既婚者男女1000名を対象に実施したもの。以下、「2歳」が14.1%、「0歳」が10.3%、「3歳」が9.9%と続く。0歳から2歳未満までのデビューが全体の約3割となり、航空券やツアー代金で、幼児運賃や料金が適用となる期間に旅行をする傾向がうかがえる。また、「妊娠期間中」も9.1%と多い。

 人気の旅行先の1位は「グアム」で28.0%。2位が「ハワイ」が25.9%で、両デスティネーションが他を圧倒的に引き離して多かった。そのほか、オーストラリアが5.7%、韓国が5.6%、ロサンゼルスとサンフランシスコ、ニューヨークをのぞくアメリカが5.2%、サイパンが5.1%と続く。

 また、旅行需要に影響を与える事柄に「新型インフルエンザ」と「燃油サーチャージ」があるが、「新型インフルエンザが今後の海外旅行計画に影響を与えたか」を質問した内容については「取りやめを検討する」が31.8%、「渡航先の変更を検討する」が16.5%。対して、「燃油サーチャージが再課金された場合」については「取りやめを検討する」が37.5%、「渡航先の変更を検討する」が16.1%で、子連れ海外旅行者にとっては燃油サーチャージの再課金の方が影響が多いようだ。


▽旅行のトラブル、子どもの病気やケガが44.2%

 子連れ旅行中のトラブルについて、経験したことがあるのは29.2%。内訳は「子どもが病気になった」が32.9%で最も多く、「子どもがケガをした」が7.9%、「子どもが食あたりした」が7.5%と、子どもの病気やケガなどが44.2%となった。海外旅行保険加入については63.3%が経験あり。最も多かったのが「旅行代理店」が42.8%であったが、「インターネット」も28.6%で若い世代を中心にインターネットでの申込みが増えているという。