ミシュランガイド、初の「京都・大阪版」を10月16日に刊行

 ミシュランは9月1日、「ミシュランガイド京都・大阪2010」の日本語版と英語版を10 月16日に刊行すると発表した。京都・大阪版は今回が初めて。京都と大阪の地域性を勘案し旅館の快適さを5段階で掲載するほか、風呂や日本庭園のマークも登場する。

 京都・大阪版は、京都と大阪中心部のレストランと宿泊施設を掲載する。2007年秋から調査員が、京都と大阪のレストランと宿泊施設を匿名で訪れ、一般客と同じ立場で料理とサービスを体験し評価してきた。料理の評価を示す一つ星から三つ星の「星」やレストランの快適さを示す「フォーク/スプーン」、ホテルの快適さを示す「パビリオン」などに加えて、旅館の快適さを示すシンボルマークを新たに採用した。このうち、特に静かな旅館には別のマークも付与する。

 また、お風呂が内風呂か共同風呂かを示すマークや、美しい日本庭園があることを示すマークも新たに付ける。旅館が素晴らしい料理を提供している場合には、レストラン同様に星をつける。

 ミシュランガイド総責任者のジャン=リュック・ナレは「ミシュランガイドの役割は、伝統によって磨かれた技や新しい才能を発掘し、優れた宿泊施設・レストランを読者の方々に紹介することです。京都と大阪では2007年秋より2年ほどかけてじっくりと時間をかけて調査を重ね、伝統と新しさが共存する両都市の食文化の魅力をよりよく伝えるガイドブック作りにいそしんできました」としている。


情報提供:トラベルニュース社