マカオ観光局、MICEの緊急支援プログラムを実施、内容に応じて補助金を交付

  • 2009年8月28日
 マカオ観光局は、世界的な経済不況と新型インフルエンザの流行により深刻な影響を受けた観光産業のてこ入れを目的に、「マカオMICE市場開発緊急支援プログラム」を実施する。これは、マカオでMICEを実施する主催者に補助金を中心とした支援を提供するもので、2009年12月31日までに予約作業を完了したMICE事業が対象。8月27日には東京でMICEツアーを企画・販売する旅行会社等の担当者を対象に、「マカオMICE市場開発緊急支援プログラム」の説明会を開催。この場でマカオ観光局日本代表の榊原史博氏は、「年内に予約してもらうことで、マカオとして将来的な経営設計が可能となる。予約したMICEを実施する時期は、2年後でも3年後でもかまわない。都合に見合う範囲でこのプログラムを利用してほしい」と語った。

 支援を受けるためには、人数、宿泊数などの実施規模や内容に基準があり、適用資格を満たして事前審査を通過することが必要。さらに、主催者にはMICE実施後に事業完了報告書の提出を求め、審査を経たのちに補助金を支払う。また、支援内容や適用資格は、宿泊、飲食、会場など、細かく項目別に規定。これについて同局日本地区マーケティング リプレゼンタティブの府川尚弘氏は、「今回のプログラムは、宿泊、交通、イベントなど項目別に料金を明示する欧米型のスタイルが基本とされている。旅行会社が一括で手配し、すべて含まれた料金を提示するのが一般的な日本のスタイルとは異なるので、日本市場に合うよう個別に相談を受けていきたい」と述べた。

 なお、日帰り客がメインだったマカオでは近年、宿泊客が増加傾向にあり、特に5つ星クラス以上のホテルでは半数以上が2泊から3泊するという。マカオ観光局では、動きやすいコンパクトな街や総客室数1万8000室の収容力を打ち出し、MICE需要を取り込んでいく方針だ。2006年からはMICE専門部署として、マカオ・ビジネスツーリズムセンター(MBTC)が設立されている。


※訂正案内(編集部 8月28日 11時42分)
訂正箇所:最終段落最終文
誤:日本でのMICE専門部署
 ↓
正:MICE専門部署