エジプト、8月22日より「ラマダン」(断食月)始まる

  • 2009年8月21日
 イスラム暦第9月にあたる「ラマダン」は、イスラム教徒にとって巡礼に並ぶ最大のイベントです。その開始日については、各国の聖職者が月の満ち欠けから開始日を決定するため、国によって開始日がずれる事もあります。

 エジプトでは、現地時間 8月22日(土)から9月21日(月)の1ヵ月間が「ラマダン」(断食月)となります。

 この期間の旅行への影響として、下記の事が挙げられます。

● ベリーダンスがご覧いただけなくなります。(宗教上の理由)
 →ツアー等では、ステッキダンス等の民族ダンス、もしくは肌を隠した衣装のベリーダンスへ変更となります。

● 観光場所が通常より早くクローズとなります。
 →夜中食事を取るために起き、日中食事を取れないイスラム教徒達のために、日中の公的な施設の開館時間が短くなります。

● ローカルレストランでのアルコールサービスがない場合があります。
 →イスラムでは、このラマダンは「聖なる月」とされているため。

● 午後よりカイロでは道路が混雑して、通常より移動時間が長くなる可能性があります。
 →14時以降は帰宅する人々で大変な交通渋滞となります。

 又、各ホテルでは日没後、ラマダーンブレークファーストが用意されるため、セットメニューへの対応が通常より遅くなる事もあります。

 参考までに申し上げますと、昨年「フォーシーズンズカイロ・ファーストレジデンスホテル」では、レストランでのセットメニューのサービスは20:30スタートに限定されるとの報告がありました。(それ以前は、ビュッフェのみのサービス)

 ラマダンにマイナスのイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、逆に1年に1ヵ月のみ、通常とは違うエジプトの雰囲気を感じていただける貴重な時期でもあります。

 街では、この時期だけ限定の装飾を見ることができます。

 是非、この時期のエジプトにお越し下さい。


※同情報は「バヒトラベルエージェンシー」より、ご提供いただきました。


情報提供:日本海外ツアーオペレーター協会