日本航空、国際線の運休・減便10路線・週57便−通年供給11.2%減へ

JL広報部は今回の計画変更について、収益性を見直しの基準としたと説明。運休・減便については機材繰りの事情もあるとしながら、ほとんどが不採算路線であったとし、今回の見直しにより、国際線では15億円の改善が見込めるという。
一方、増便では10月25日に開設する羽田/北京線のほか、11月1日からは成田/中部線と成田/福岡線をそれぞれ週7便増加し、成田発着の国際線への接続利便を高める。また、プレミアム戦略として成田/シカゴ線、ロサンゼルス線にボーイングB777-300ER型機を導入し、JALスイートやJALシェルフラットネオ、エコノミークラスにプレミアムエコノミーを入れた。さらに成田/ミラノ線、ローマ線にはシェルフラットシートを導入し、欧米・米本土へのシェルフラットシート導入を完了する。国際線の路線便数計画の変更は下記の通り。
なお、国内線は運休なし。羽田/沖縄線、福岡/仙台線など6路線の計1日6便の減便と札幌/仙台線の機材変更、伊丹/福岡の1日1便の増便により、ASKは3.4%減、9億円の改善効果を見込む。
▽国際線の運休、増減便、機材変更
