オペレーターのディスカバリーツアーが営業停止−フィリピンなど取り扱い

  • 2009年8月7日
 フィリピンを主に取り扱うオペレーターのディスカバリーツアーがこのほど営業を停止した。すでに事務所は閉鎖されており、8月1日付けで営業停止したことを文書で掲出。フィリピンの現地事務所も機能していない状態だ。担当法律事務所によると、「できる限り早く申し立てをしたい」ものの、現在のところ債権者の数や債権額の全容はつかめていない。

 関係者の話を総合すると、取引のあった大手旅行会社には7日ごろに案内があったといい、出発済み、あるいは出発間近の旅行分の振り替えが進んだようだ。同じくフィリピンを取り扱うアティックツアーズでは、JTBワールドバケーションズの業務を引き継ぎ、「消費者に不利益が発生しないように対応している」ところという。また、近畿日本ツーリスト(KNT)ブランド戦略室広報は、KNTもフィリピンの商品について取引があったものの、「他社に振り替えており、影響はない」とコメントした。

 なお、同社はフィリピンのほかにハワイなども取り扱っており、ハワイではハワイ諸島の成り立ちや気候・自然環境、固有の動植物などを生かしたエコツアーのサポートも実施していた。